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Ⅱ ともに帰ろう
さて、この章では、まず、「はじめに」のところで触れた田池留吉という人を紹介したいと思いますので、田池留吉氏自身が綴った次の文章を読んでみてください。A4用紙二枚の分量です。それぞれに、「私の仮説」「直感」という表題が付いています。
田池留吉氏が、これまで三十年余りの年月の中で、誠心誠意伝え続けてくれたことが、そこにみんな書かれています。
①「私の仮説」
私は、直感的に物事の本質をとらえようとする傾向があります。
意識についても、「初めに意識ありき。意識は愛、愛は波動、エネルギー、愛は永遠、無限、無形にしてパワー、愛は確実に仕事をしていく」と仮説を立てます。
私は、直ちに仕事にかかります。真実の追求が、我が人生となっていきます。
私の仕事は、実験と体験、そして実証と確信を経て、「私は愛です。あなたも愛です。一つ」と発信していくことと心得ます。私の仕事は、今、順調に捗っています。死ぬまで元気で仕事をしていきます。今の私の心は、喜びと幸せとありがとう、ありがとうで一杯です。
すべてが愛、存在も現象もすべてが愛です。意識が人間というもの、もろもろの形を持った時から、人間は肉を本物とする思いを徐々に大きくしてきました。現時点では、地球人類の殆どは肉を本物とする思いで固まっています。真実が全く見えなくなってしまっているのです。ますます遠心的な状態になっています。
中心は愛です。すべては中心に帰ろうとしています。本来の求心的な状態に戻そうと、愛のエネルギーは働いています。意識は流れています。求心的が真、遠心的は偽。遠心的なエネルギー、マイナスのエネルギーを、求心的なエネルギー、プラスのエネルギーに変えようと、意識は確実に流れています。次元移行に向けて順調に流れています。
愛は、愛を捨て去ったものにも、忘れ去ったものにも、常に愛のエネルギー・波動を伝えています。愛に帰ってくるように、求心的であるように、マイナスの現象として伝えています。従ってマイナスの現象は実はプラスの現象なのです。
マイナスの現象をマイナスととらえれば、さらにマイナスの現象となっていくのですが、愛の目覚めへの現象、プラスの現象ととらえれば、プラスの現象と変わっていくのです。
愛は愛から出て愛に帰っていくのです。地獄とは、愛を忘れ去り捨て去った人間が作り上げた世界です。それでも愛は愛の目覚めへと流れています。転生は愛の目覚めへの旅路とでも言いましょうか、壮大な営みです。
愛は頭では分かりません。心でしか分かりません。
心を見ていきましょう。正しい瞑想を重ね、日常化していきましょう。それしかありません。決意と実践が重要です。
宇宙に向けて語り掛けていきましょう。発信していきましょう。
「あなたは愛です。私もあなたも愛です。一つです。」
②「直感」
直感「初めに意識ありき。意識は愛、愛はエネルギー、波動、パワー、エネルギーは仕事をする。愛は無限、永遠に存在する」は、どうしてなのか。
私が二十歳前後の頃、マックス・プランク著『自然科学と宗教』を使ってドイツ語の授業を受けた。宗教は「はじめに神」が、科学は「後に神が」と述べてあったと思います。また、当時、若い者の間で、「宗教と科学は両立するか」をテーマにして盛んに討論が行われていました。しかし、私は、どちらかと言うと宗教的な生き方をしていました。聖書、般若心経などがいつも手元にありました。
四十七歳が転機になりました。自分の思いが声となって響いてきました。「私が説いてきた愛は贋物だ」と。全く白紙に。そして、母親の反省、瞑想となっていきました。その時から、何か自分が知りたいことが、真実が、分かってくると思うようになってきました。そして、直感がとなってきました。後は、耳を傾けてくれる人がいれば話していきました。そして、仮説、実験、実証、確信と進んでいきました。
現在は、どうしても意識の転回と愛の覚醒をと心から思っています。死ぬまで、そして、死んでからも、正しい瞑想と愛のエネルギーの確認と愛の覚醒を伝えていこうと思っています。
意識の流れを確信してください。次元移行を共に果たしていきましょう。
「あなたは意識、愛である」ことを確信する道を、ひたすらに進んでいってください。
「私の仮説」「直感」の文章を読まれてどうでしたでしょうか。難解な言葉は何一つ使われていませんが、中身、内容はずっしりと重いです。
田池留吉氏とともに、十年、二十年、三十年と学んでこられた人達は別として、初めてこれらの文章を読んだ人達や、田池留吉氏について、そして学びのことについて、殆ど知らない人達にとっては、文中、「肉」「意識の流れ」「次元移行」「意識の転回」「愛の覚醒」「正しい瞑想」「宇宙に向けて語り掛ける」という言葉や表現は、少々勝手が違うという感は否めないかもしれません。しかし、そういうことは、読み進めていってくだされば、段々に自分の中でなじんでくると思います。
まずは、本書をざっくりと読んでみてください。一つの章の中で、一行開けて文章を区切り、文頭を大きく太字で記しています。そのうちどの箇所でも、何か心に感じるところがあれば、そこを何度も、何度も読み返してください。
できれば本書の他に、『意識の流れ』『意識の転回』『磁場と反転』『あなたは愛です』等の書籍も活用して、本書の内容をぜひ心で分かっていただきたいと思っています。
そういうことですので、初めて本書と出会う人で、前記の文章の中身、内容が、自分の心の中にストレートに入ってくる人がいるとは、率直なところ期待しておりません。
仮にそういう人で、この文章を読んだだけで、うーんなるほどと頷き、本当に心から共鳴できる人であるならば、きっとその人に注目していくでしょうが……。
そうかと言って、そんなに難解なことではないんです。犬や猫などの人間以外の生きとし生けるものはみんな知っていることなんです。
ただ、人間は、頭で考えますから、その分、真実を遠ざけているだけのことです。
先ほど田池留吉氏とともに、十年、二十年、三十年と学んでこられた人達と書きましたが、その人達の中にも、まだまだ頭を回している人達を見受けます。学びの内容を頭で理解しようとするのです。それでは田池留吉氏が本当に言わんとするところは絶対に分かりません。
頭ではなく、心で分かってくださいということなのですが、私達はどうしても頭を優先させてしまう傾向にあります。
文中にもありましたが、本当のことは私達の頭では絶対に分かりません。しかしながら、正しい瞑想というものを重ねていけば、老いも若きも、男も女も、国籍がどうであれ、肌の色がどうであれ、人間みんな分かることなんです。
ただ、正しい瞑想を知らないから、あるいは、正しい瞑想ができないから、この文章の中身、内容を、本当に心から感じて知っていくことができないということになってきます。
当然、その人達は、今現在不幸なんです。たとえ、巨万の富があり、権力、知力等に恵まれた状態であっても不幸です。一番肝心な自分とは何かを知らないからです。
この辺りのことをご理解いただくことはなかなか難しいと思いますが、それを重々承知のうえで、こうして長い年月ともに学びを進めてきた人達も、今日初めてこんな世界があることを知った人達も、みんな、みんないっしょに、自分達の本質である愛に目覚めていこうということなんです。
目覚めていきましょうと、誰か一人が呼び掛けているのではなくて、そういう方向に、今、粛々と流れている「意識の流れ」というものがあることを田池留吉氏は伝えてくれました。
この田池留吉という人について、一介の老人とだけ紹介しましたが、ここで、もう少し付け加えておきます。
田池留吉氏は御歳八十八歳です。大阪府立高等学校の校長職を、その定年まであと一年を残す時期に退職され、それ以後、宿泊を伴うセミナーを、月一回、あるいは二回のペースで、全国各地において開催されてきました。近年は諸事情から、セミナー開催地を一箇所に定め、回数も年に五回となり今に至っていますが、それも二〇一四年(平成二十六年)十二月に開催予定のセミナーが最後ということになりました。
田池留吉氏が、これまでと同じ規模のセミナーで、ともに学んでいくということは、一応それで終了ですが、もちろん、その意識は、田池留吉氏自身が書かれているように、死ぬまで、そして死んでからも、真実の世界について真っ直ぐに伝えていきます。
さて、田池留吉氏が開催してきたセミナーの主旨は、「私の仮説」「直感」にみんな記されていると書きました。
また、田池留吉氏は、常々、「学びは人生です」と言われていたので、それらの文章に綴られていることは、セミナーの主旨と同時に、氏の人生の姿勢でもあります。
セミナーで伝えていただいた内容については、頭を重視してきた私達には、最初はどうしても面食らうというか、違和感、抵抗感があるというのが率直な感想だと思いますが、その一方で、なぜか心惹かれるということなのでしょう、セミナーに参加する人が、段々に増えていきました。ただ、田池留吉氏が伝えようとする世界は、いわゆる宗教、哲学、精神世界の範疇に入るべきものではなく、使われている言葉や表現は同じでも、中身、内容は全くそれらとは異質のものであるということを、それぞれの心で分かっていくことが、どうも難しいということでした。
言い換えれば、既存の宗教、哲学等の枠内で、そして、その延長線上でとらえている人が多いというのが現実なのかもしれません。
田池留吉氏が伝えようとしている世界は、欲と全く合わない世界です。
心で分かろうと思えば、欲で満たされた自分の心を自ら変えていく必要があります。そして、その点をクリアしていけば、田池留吉氏の指し示す方向には、ただただ喜びだけが存在していることが、どなたの心にも感じられるようになっています。
そうです。粛々と流れている意識の流れの中に、本当はみんな存在しています。
自分の本質である愛に目覚めていけば、ともにある喜びと幸せというものが、どなたの心にも響いてきます。
それが本当の温もりなんです。本当の優しさなんです。そして、本当の安らぎと言えると思います。
ここを感じ知っていけば、日々の生活の中で、心が揺れることがあっても、静かに丹田呼吸の一つ、二つをしているうちに、自分の心に響いてくる世界にすっと戻っていけるようになってきます。
心を揺らす出来事がどんなものであっても、決していつまでもマイナスとして自分の中に留めません。つまり、いつまでも苦しみ、悲しみ、嘆き、悔やみ、悩んでいくことはないでしょうということなんです。
形の上からはマイナスに見えることも、それとは裏腹に、そこから、ともに愛へ帰っておいでという優しさ、温もりを感じるからです。その呼び掛けというか思いが自分の心に響いてくるんです。
しかしながら、現実は、なかなかそうはいきません。生活の中で、悲しいこと、辛いこと、許せないこと等々のいわゆるマイナスの現象が起こってくれば、大抵の人は、目の前の出来事を現実のものとして受け入れることにまず時間を要します。そして、受け入れなければと思いつつも、受け入れ難い現実を目の前にして、自分の中の時間がそこで止まったかのように、いつまでも、その現象にとらわれていきます。
そこから先へ自分を進めていけない苦しさ、辛さ、やるせなさを味わっていく人が多いと思います。しかし、それでも生きていかなければならないので、目の前の表面的なことで、一時的に自分の心の苦しさを誤魔化していきます。心を紛らわせていくしかないのです。
よく、時が解決してくれると言われていますが、心の中の傷は、しこりとなって、芯となって依然として残り、やがて人は死を迎えるのです。
そして、死んでしまえば、そういうことも、ああいうことも、みんな忘却の彼方になるかと言えば、決してそうではありません。
自分の出してきた思いというものは、きちんと清算しなければ永遠に残っていくんです。
しかし、誰も、そんなことを聞いたことはないと思います。そうです。誰一人、そんなことをこれまでに教えてもらったことはありませんでした。そういう中で、「自分達の本質は、意識、波動、エネルギーであり、永遠に存在するものだ」と、田池留吉氏は、真っ直ぐに伝えてくれました。
それが、今から遡ること、三十年余り前のことでした。
田池留吉氏のもとで、長い人で三十年余りの年月、学んでこられたという経緯があります。
そういう人達、今日初めて本書を読まれた人達、あるいはごく最近学びに集ってこられた人達と、色々あると思いますが、真実に目覚めていくタイミングは、そういうことにあまり関係がないことを含んでいただきたいと思っています。
要は、その人が、いつ、どれだけ真摯に素直に、本当に自分と向き合うかということなんです。それを、ふるさとの替え歌の歌詞で言えば、自分と約束してきたことを、いつ、自分の中でしっかりと思い出していけるかということなんです。
もちろん、自分と交わした約束があったなんていうことは、あなたの頭に記憶されている訳ではありません。しかし、あなた自身は、意識のあなたは知っています。
そのあなたと、真摯に素直に向き合いましょう、向き合えるようになってくださいということです。
ところで、私自身も「私の仮説」「直感」の文章を何度か読ませていただきました。そして、心を向けてみました。以下の文章は、私の心に響き伝わってきた思いです。その思いを、私は日本人だから日本語で表現しています。
もし、私がドイツ人ならばドイツ語で、中国人ならば中国語で表現します。この作業をチャネリングと言います。頭で構想を練って書き上げたものではありません。そして、これは、概ね本書全体に言えることだとご理解ください。
①「私の仮説」を読んで
私は、田池留吉の意識です。初めに意識あり。愛はエネルギー。愛はパワー。愛は温もり。愛は永遠。そんな言葉を、私は田池留吉の肉を通して、皆さんにお伝えしてきました。
そして、その言葉通りに、私は仕事をしてまいりました。
心の中の喜び、温もり、愛のエネルギーに目覚めましょう。
私達の本当の姿は愛なんです。私は、そのような思いのまま、セミナーを続けさせていただきました。
そして、私の仕事は順調に捗っています。私は、今、この肉を持っておりますが、私の姿は目に見えません。そんな私の意識の世界に心を向けてくださいと、肉を持った皆さん方に語り掛けてきました。
とても、とても、難しいことを語り掛けてきました。
しかし、皆さんは、たくさんの現象の中で、たくさんの転生の中で、このことに目覚めていくことについて、強い決意のもとに、肉を持ち、そして私と出会い、この学びをしてきた人達なんです。
その人達に向けて、私は、死ぬまで、最後の最後まで、「私は愛です。愛は一つ。私達の世界は一つ」、そういうことを語り掛けていきます。
もちろん、死んでからも、このメッセージを波動として、エネルギーとして流し続けていきます。
私の波動を、どうぞ、ご自分の心で感じてみてください。
波動、エネルギーは、あなたの中に、あなたの心の奥底に届いているはずです。
その波動、エネルギーの世界を、あなた方が、どれだけ自分のものとしていくか、自分の中を目覚めさせていくか、自分の中の愛を目覚めさせていくか、それは、ひとえにそれぞれにかかっています。
たくさんの転生を重ねてきたあなた方です。
どうぞ、しっかりと、今一度、心を見ていきましょう。
自分達の本当の姿を自分の中ではっきりと分かるような、そんなあなた方になっていただきたい。私は、今、このようなメッセージを送っています。
田池留吉の意識の世界は、波動、エネルギー、愛のエネルギー。すべてを癒していきます。すべてを愛へ、愛へといざなっていきます。
そのパワー、そのエネルギーは、確かなものとして、宇宙へ、宇宙へ流れていっています。
そして、次元移行という意識の流れの中で、この愛のエネルギーは、益々現象化していくでしょう。
目覚めを起こしていく現象化です。
天変地異という具体的な現象が、皆さんの目の前に待っています。
それはすべて、愛のエネルギーです。喜び、喜びのエネルギーです。
プラスのエネルギーです。マイナスではありません。しかし、肉を持った意識は、すべてをマイナスとしてとらえていきます。
マイナスは、マイナスを呼んでいきます。だから、天変地異は、段々、段々、そのエネルギーを大きくして、目覚めてください、愛に目覚めてください、あなた方の本当の姿に目覚めてくださいと、すべての意識達に呼び掛けていくでしょう。
このことは、皆さんの心の中に、もう、すでに届いています。
どうぞ、心を向けてください。田池留吉の世界に心を向けてください。
田池留吉の世界は、一つです。ただただ一つの世界。愛のエネルギーの中にあった私達だということを、どうぞ、どうぞ、心で気付いて、気付いて、そして、感じて、感じて、心で感じたものを信じていってください。
私は、今、すべての意識に呼び掛けています。
すべての意識に愛のエネルギーを流し続けている存在です。
田池留吉の存在は、あなたの心の中に、時には優しく、時には厳しく、時には激しく、そして、いつも、いつも優しさと温もり、喜び、そんなエネルギーを流しているんです。
どうぞ、心を見ていきましょう。
ところで、私は、求心的、遠心的という言葉を使って、意識の世界、愛について、説明をさせていただいています。
求心的とは、自分の心の中に針を向けて、自分の中の愛を求めていく姿勢、生き方、存在の仕方、そういうことを指しています。
その反対は遠心的です。肉という形の世界のみに、喜び、幸せ、自分の存在を求めて彷徨い続けていく人生、そういう生き方、そういう存在の仕方を遠心的と、私は表現させていただきました。
遠心的に生きるとは、自らを地獄に突き落としていく生き方です。
幸せ、喜びをと求めているようですが、それらは全部自らを破壊していきます。いいえ、自分だけではなくて、自分の周りの人達、そして、この宇宙すべてを破壊していくんです。そのエネルギーを自分の中からどんどん、どんどん垂れ流していきます。
遠心的な存在の仕方は、自分に、大変冷たいです。すべての意識達に、大変冷たいです。破壊、破滅、堕落、そういうエネルギーを流し続けているということです。
どうでしょうか。そう思えば、地球人類殆どすべての人達が、遠心的な生き方をしているのではないでしょうか。
政治、経済、文化、教育、ありとあらゆる分野で目覚ましい発展、進歩を遂げてきた人類の歴史ですが、しかし、その果てにあるのは、いったい何でしょうか。
愚にも付かないことばかりに、自分の時間とエネルギーを費やして、そして、すべてを破滅、破壊の中に引きずり込んでいく生き方、遠心的な生き方をされていることに、一日も早く、本当に一日も早く気付き、そして、自分を、自分の歩みを求心的な歩みに変えていきましょう。
待ち望まれています。待って、待って、待ち尽くされています。
心の中を見ていきましょうと、私はずっと、最初から伝えてきました。
心を見るということは、とても大切なことです。いいえ、これしかないんです。
人類は自分を知らずに、ずっとずっと、長い、長い転生を繰り返してきました。自分の心とはいったい何でしょうか。自分とはいったい何でしょうか。
自分の本当の姿を捨て去り、忘れ去り、それでもなお、幸せを、喜びを、真実をと狂いに狂ってきた人類の歴史の中で、ようやく、ようやく、人類にほんの少し明るい兆しが見え始めてきたんです。
それが、今世、この田池留吉の世界に触れ、この真実の歩みを進めていこうとする今という時です。
どうぞ、心をしっかりと見ていってください。
肉、形を本物とする基盤から、自分の中の愛を捨て去り、忘れ去り、どこへ、何を求めてきたのでしょうか。本当にしっかりと自分の心を見つめていってください。
それが、この学びに集い、自分を学んでいこうと決意を秘めてきた人達の仕事なんです。
自分を知っていく。それが、とても、とても大切なことです。
自分を知っていきましょう。自分の流してきたエネルギーを感じていきましょう。そして、本当の自分の存在に気付いていきましょう。
本当の自分とは何でしょうか。
愛のエネルギーを心に感じて、そして、その本当の自分の姿を自分の中でしっかりと確認していくこと、そのために、今の肉体を持って学びに集ってきたことを、心でしっかりと感じていってください。
もちろん、私は、今、学びに集っている人達だけにメッセージを発しているのではありません。
肉を持つ意識、持たない意識、そして、今、学びに集っていない意識、これから二五〇年、三〇〇年の間の転生を経て、私達と出会う意識、そういうすべての意識達に、私は、愛のエネルギーに目覚めてくださいと、心を向け語っています。
愛は流れています。真実の世界は、今、滞りなく、順調に流れています。
次元移行という意識の流れの中を、どうぞ、しっかりと、しっかりと自分の心で感じ、そして、感じた心を信じて、一歩、一歩、自分の歩みを前に、前に進めていくようになさってください。
私達は愛です。すべては一つです。愛のエネルギーの中で、私達はすべて一つなんです。このことを心から信じられるようなあなたに蘇っていくこと、それが、これからもずっと、ずっと待たれています。
「私の仮説」の冒頭、私は、直観的に物事をとらえようとする傾向にあると書きましたが、それは、田池留吉の意識の世界からのものだと感じています。
私は、自分の実験、体験を経て、自分の中で確信を重ね、重ねて、「愛は存在する。すべてが愛。愛のエネルギー、波動の中にすべての意識達が存在する。愛しかない。宇宙には愛しか存在しない。愛はエネルギー、愛はパワー、愛は永遠なり」、そういうことを私はこの肉を通して伝えてきました。
田池留吉の意識の世界を心に感じてくださいと、今、真っ直ぐに私は伝えます。こうして、田池留吉の世界が肉を持った今こそ、真実の世界を心で知っていく絶好のチャンスなんです。そのチャンスを、皆さん、それぞれに自分で作ってきたとお考えください。
そして、そのチャンスをしっかりと活かしてまいりましょう。
しかしながら、それもまた、それぞれ皆さんにかかっていることも、いわゆる自己選択、自己責任のもとであることも、私は重ねてお伝えしておきます。
たくさんの、たくさんの現象。たくさんの、たくさんの転生。
すべては愛の中の出来事です。すべては真実に目覚めていくための出来事です。
心して、そして、喜んで、喜んで、真正面から受け取ってください。
すべては愛に帰るため、ただひたすら愛に帰るため、本来の自分の状態を取り戻すため、蘇らせるために、自ら設定してきた出来事です。
すべては喜び。愛の中にしか私達は存在しません。なぜならば、私達自身は愛だから。
その愛を心で感じ、心で知ってください。心で感じ、心で知ったことを信じて、信じて、これから存在してまいりましょう。
私達は、この愛のエネルギーの中で、しっかりと自分を見つめるために、今、このようにして存在していることを、心で感じてください。
瞑想、正しい瞑想をお伝えしました。
これしかないんです。肉を持った意識達が、肉を本物としてきた長き転生、その長き転生の中で培ってきた他力のエネルギーを、しっかりと自分の中で見つめ、そのエネルギーを愛に帰すたった一つの方法が、正しい瞑想です。正しい瞑想を重ねていくこと、それしか方法はありません。
心で、心で分かることです。心で、心で感じていくことです。
実験、体験、実証、確信を経て、すべては愛の中にあったことを、どの方も、どの方も心で感じていってください。
最後に、私は「宇宙に語り掛けましょう。発信していきましょう」という言葉で締めくくりをさせていただいています。どうでしょうか。
ご自分の心を宇宙に向けて瞑想をされているでしょうか。宇宙を思ってみてください。あなたの中の宇宙です。宇宙は待っています。たくさんの、たくさんの宇宙。たくさんの、たくさんの肉を持たない意識達。
ともに歩いていきましょうとあなたの心の中で、呼び掛けていってください。
まず、あなたが、ご自分が愛であること、愛のエネルギーであるご自分だと心に確信したならば、その愛のエネルギーを宇宙に向けて流していってください。
簡単です。宇宙を思えばいいんです。「私は愛です。あなたも愛です。私達は一つです」、このメッセージを宇宙に向けて、どんどんどんどん流してまいりましょう。
私達は喜びです。喜びで存在していることを、どうぞ、心で感じていってください。
「私は、宇宙へ、宇宙へ、愛を流す存在である」、そのように確信できるあなたは、どれだけ幸せであるか、私はあなた方の心の中に伝えます。
私、田池留吉の意識の世界と出会い、ともに、ともに歩みを進めていけることを喜んでいってください。
宇宙は愛へ向かって、次元移行をしています。
次元移行の意識の流れの中で、すべては愛に帰るエネルギーであることを目覚めさせていく、その時間と空間を用意してきました。
これから、さらなる喜びが待っています。どうぞ、すべてを喜びとして受け入れてください。すべてを喜びとして、受け取ってください。
愛を発信していきましょう。愛は愛をさらに大きくしていきます。
愛は愛を目覚めさせていきます。
愛しかない世界、愛しかない波動の世界を、どうぞ、心で存分に感じていってください。
私達は愛でした。ともに、ともに歩める喜びの存在でした。
私は、初めに意識ありき、そのように皆さんにお伝えします。
愛が初めでした。初めも終わりもありません。ただただ愛があるだけなんです。その愛が全く分からなくなった人類にとって、私は、とても難解なことを伝えてきたと思います。
しかし、心で感じ、心に目覚めていく意識達の存在を、私はここでしっかりと伝えていきたいと思います。
変わってまいります。宇宙は変わってまいります。次元移行へ、着実な歩みを進めている宇宙の喜びを、愛のエネルギーの中で、どうぞ、それぞれの心で感じていってください。
宇宙を思う瞑想です。宇宙へ愛を流せる存在だという確信、その確信を経て、ともに、ともに歩いていける意識であることを、私はいつも、いつも伝えています。
どうぞ、心を見ていくことから始めましょう。心で感じることから始めましょう。
瞑想、正しい瞑想をして、この喜びの波動を心で感じていってください。私はそのことだけをお伝えします。
これからさらに、宇宙が変わってまいります。宇宙に愛が流れ出している今、宇宙からの呼び掛けも、さらに、人類に届いてくるでしょう。
ともに、ともに、歩める喜びだけが存在します。
次元移行へ、ともに、ともに歩いてまいりましょう。心の中から私はそのようにお伝えします。